ホームページとランディングページは似て非なるものであり、それぞれ目的・役割が異なります。まずはこの2つの違いについてご説明を致します。
ホームページについて
ホームページの目的は「情報提供」です。
つまり、商品やサービスの紹介、会社情報の掲載、お知らせやトピックの掲載など、見ている方に「自分達の何かしらの情報を提供する」ことを目的に作られます。
目的は情報提供ですので、ホームページではお客様に知っていただきたい多くの情報を掲載します。
商品が多数あれば多数の商品を掲載しますし、サービスが多数あれば多数のサービスがホームページに掲載されます。
後述しますが、ここがランディングページと大きく異なる点であり、ランディングページの成否を分けるポイントの1つとなります。
また、情報提供をすることが目的ですので、セールスという点ではランディングページ程強くはありません。
「お客様に興味を持っていただき利用していただく」という点ではランディングページと同じですが、どちらかというと「受動的なWEBサイト」であると言えます。
ランディングページについて
ランディングページの目的は「セールス・オファー」です。
ユーザーに「セールス・オファー」を掛け、コンバージョン(こちらが望む行動をユーザーに取ってもらうこと)を最終目的として作られます。(商品購入、問い合わせ、予約、メールアドレス登録など)
ホームページとは違い、多数の情報を掲載することはしません。
基本的に1つの商品やサービスに絞り、オファーを掛けます。
1つの商品やサービスに絞る理由は「人は選択肢が多ければ多いほど迷ってしまい、決断を保留してしまう」という人間の特性によるものです。(行動経済学:ジャムの法則)
それを理解せず、ホームページと同じ感覚で複数〜多数のセールスを入れてしまうと失敗する可能性が高くなってしまいます。
セールスしたいことが複数〜多数ある場合は、最も優先したいオファーに絞るか、ランディングページ自体を複数制作することが望ましいと言えます。
ランディングページでは、デザインやコピーライティング、WEBマーケティングや消費者心理学の技術を使用し、ユーザーをコンバージョンまで導きます。
ランディングページはホームページのように「情報提供」をするわけではありま
「セールス・オファー」を掛け、コンバージョンを取れるよう働きかけます。
そういった意味では、ランディングページは「能動的なWEBサイト」であると言えます。